永観堂禅林寺 「モミジの永観堂」として、千百有余年の輝かしい歴史を持つ古刹として有名ですが小生の今回の目的は別でした。 平成10年にここの画仙堂に奉納された関口雄揮画伯の障壁画「浄土変相」を今回拝見する事でき、大感激だった。 札幌の関口雄輝記念美術館で制作過程を記録した動画や小下図を事前に見たが本物は流石に素晴らしかった。 関口画伯は大正13年埼玉県に生まれ、東京美術学校(現東京芸大)日本画科に入学、旧満州への学徒出陣をへて 東京芸大を卒業した。 「晩秋呼冬」で日展第一部に初入選後、戦後初の文部省給費留学生として渡仏した。 帰国後は東山魁夷に師事し、日展など各種展覧会で入選していたがある日突然絵筆がとれなくなり、静岡県三島市 龍澤寺で修行した。 1977年北海道の冬を題材とした「凍原」で画壇に復帰し、以後は北海道の厳しい自然を画き続けている。 「浄土変相」は旭岳や利尻・礼文・サロベツ・北オホーツク、根釧原野など画伯が画き溜め、頭に残された映像や 思いを集約された絵と聞いております。
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関口雄輝画伯の言葉 自然を見たつもり、よく知っているつもり、つもりというものは何の役にもたたない いつも心を新しく持って、その時、その場で心を無にして、心静かに対象をじっとみる、 そこで自分が感じたロマンを絵にすれば、日本にも中国にもない水墨画が生まれます (第22回日中水墨画合同展での作品講評) |
錦秋の京都・近江 |
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