北海道で栽培されている蕎麦の品種
牡丹そば 北海道で栽培暦が一番古い品種である、大正末期北海道農業試験場が伊達町の
在来種から選抜固定し、昭和5年(1930年)に北海道の奨励品種になった。
奨励品種がキタワセに変わるまで長い間北海道の主力品種であった
キタワセ 現在の主力品種で安定的に収量があがる、富良野産の「ボタン」を農水省
北海道農業試験場が選抜固定した新品種平成元年に農林1号キタワセソバと
命名登録された
キタユキ 平成3年北海道の農業試験場で津別産のボタン種から選別固定された、
葉がベトベトになって枯れるベト病に強い品種として開発されたが
キタワセ程普及はしていない
ほろみのり 幌加内町がキタワセを改良し、2004年に登録した。
開花期間を短縮する事で脱粒率を低下させ、収量アッピを狙っいる
2006年9/2〜3の新そば祭りの出店で披露された、
キタワセに比し「色の白さ」と「淡い香り」が目立った
キタノマシュウ平成18年10月そばの農林4号として登録され、
北海道の優良品種に採用されている。
(独)食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター寒地地域特産研究
チームがキタワセソバから有限伸育性固体を11年にわたり選別して
育成した固定種である。
キタワセと比し、色は劣るが味の評価はむしろ高い。
命名の由来は摩周湖をイメージし、北海道を代表する上品で
良食味のそばである、意。
韃靼そば 津別や当麻などで栽培されているダッタンそば(苦そば)は爽やかな苦味が
特色である
中国雲南・四川省の海抜3000mに住む少数民族「イ族」が栽培していた
原種を輸入改良した
普通そばの約100倍もの「ルチン」を含む、健康食品として知られている
(補)国内で栽培されているその他の主要蕎麦
信濃1号 昭和19年に長野県農試が福島県の在来種から品種比較により育成した
最上早生 昭和19年山形県農試が最上地方の在来種から系統分離により育成した
しなの夏そば 昭和54年長野県中信農試が木島平在来種から系統分離により育成した
みやざきおおつぶ 昭和57年宮崎大学が宮崎の在来品種から4倍体育種により育成した
信州大そば 昭和60年信州大学が信濃1号から4倍体育種により育成した
常陸秋そば 昭和61年茨城県農試が茨城県在来種から系統分離により育成した
蕎麦噺
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